エンゼルス逆転サヨナラで貯金1 大谷翔平は31号放つ

【オリオールズ5-6xエンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは4対4の同点で迎えた9回表に抑えのライセル・イグレシアスがセドリック・マリンズに15号ソロを浴びて勝ち越しを許したものの、9回裏に無死満塁の大チャンスを迎え、フアン・ラガレスの二塁打で2点を奪って逆転サヨナラ勝ち。オリオールズ3連戦をスイープして連勝を4に伸ばし、再び貯金生活に突入した。大谷翔平は3回裏の第2打席で31号ソロ。日本人選手のシーズン最多記録に並んだ。

大谷が内角低めへのスライダーを振り抜いた打球は、センターの奥深くに飛び込む459フィート(約139.9メートル)の特大アーチとなった。日本人選手によるシーズン最多本塁打記録は2004年にヤンキースの松井秀喜が記録した31本塁打だったが、松井が全162試合に出場して31本のアーチを積み上げたのに対して、大谷は打者としてわずか78試合目の出場で31本塁打に到達。エンゼルスは今季83試合を消化したところであり、大谷はシーズン61本塁打ペースとなっている。

前半戦のうちに31本塁打を放った左打者は、ベーブ・ルース(1921年・1928年・1930年)、ロジャー・マリス(1961年)、レジー・ジャクソン(1969年)、ケン・グリフィーJr.(1994年・1998年)、ルイス・ゴンザレス(2001年)、バリー・ボンズ(2001年)、デービッド・オルティス(2006年)、クリス・デービス(2013年)、クリスチャン・イェリッチ(2019年)に次いで大谷が10人目。また、直近20年間の前半戦の本塁打数としては、2013年に37本塁打を放ったデービスと2009年に32本塁打を放ったアルバート・プーホルスに次ぐ3番目の数字であり、さらに前半戦のうちに31本塁打&12盗塁を記録するのはア・リーグ史上初の快挙である。

この日の大谷は空振り三振、31号ソロ、空振り三振、センターフライで4打数1安打1打点。今季の打率は.278、OPSは1.070となった。

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