長崎市桜木町の県立長崎特別支援学校(中村由美校長、56人)で2日、“カエル先生”こと長崎女子短大幼児教育学科の松尾公則教授(70)による「カエルの授業」があり、子どもたちが興味深そうにカエルなどの生き物に触れた。
身近な生き物に親しんでもらおうと、松尾教授が、研究室の生き物とゼミ生を連れて5年前から訪問している。
今回授業を受けたのは小学部4年の3人。オープニングとして、同学科2年のゼミ生8人が音楽劇「10ぴきのかえる」を披露。ダンスや歌で盛り上げると、児童たちも指に小さなカエルの人形を付け、うれしそうな表情だった。
続いて、ヒキガエルやアカハライモリ、ニジイロクワガタなど10種の生物が登場。溝口結仁君(9)はカエルのヒヤッとした感触に最初はおっかなびっくり。だんだん慣れて楽しそうに触れ合っていた。
松尾教授は「子どもたちの表情がとても良かった。ゼミ生にとっても、このような交流はためになる」と話した。