【U―24】五輪V候補・ドイツ代表 強豪クラブの招集拒否で苦しい選考…人数も19人

OA枠で選ばれたマックス・クルーゼ(ロイター)

ドイツサッカー連盟が5日、東京五輪に臨むサッカー男子代表19人を発表した。

2019年のU―21欧州選手権で準優勝したドイツは東京五輪でも優勝候補の一角。注目のオーバーエージ(OA)枠は、MFナディーム・アミリ、MFマクシミリアン・アーノルド、FWマックス・クルーゼが選出された。

ステファン・クンツ監督は「19人の選手とチーム全体が、東京でチームドイツの一員になることは非常に特別な経験になるだろう」と語る一方で「ブンデスリーガでは五輪チームをサポートする意欲が様々だった。残念ながら、一部のビッグクラブは期待どおりにサポートしたくなかったようだ」と不満を吐露。強豪クラブは軒並み招集を拒否するケースが続出した模様で、招集拒否が相次いでいるフランスやアルゼンチンと同様に〝二軍メンバー〟となったようだ。

本来ならば22人招集できるが、19人しか選出できなかったのも苦しい台所事情を映し出している。

選手メンバーは以下のとおり。

GK
スベンド・ブロデルセン(無所属)
フロリアン・ミュラー(シュツットガルト)
ルカ・プロッグマン(ブレーメン)

DF
ベンジャミン・ヘンリッヒ(ライプチヒ)
アモス・ピーパー(ビーレフェルト)
デビッド・ルーム(ホッフェンハイム)
ジョーダン・トルナリガ(ヘルタ)
フェリックス・オヒョカイ(アウクスブルク)
ジョシャ・バグノーマン(ハンブルガーSV)

MF及びFW
ナディーム・アミリ(レバークーゼン)
マクシミリアン・アーノルド(ボルフスブルク)
ニクラス・ドルシュ(ヘント)
イスマイル・ヤコブ(ケルン)
マックス・クルーゼ(ウニオンベルリン)
エドゥアルト・レーベン(ボーフム)
アルネ・マイアー(ヘルタ)
マルコ・リヒター(アウクスブルク)
アントン・スタッフ(グロイターフュルト)
セドリック・トイヒェルト(ウニオンベルリン)

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