余った食品集め 子ども食堂応援 宮崎市役所に窓口

宮崎市役所で始まったフードドライブ

 今年も子ども食堂応援―。宮崎市役所本庁舎1階で5日、家庭などで余った食品を集めて寄付する「フードドライブ」が始まった。同市が子ども食堂の支援、周知などを目的に始めて3年目。9日まで受付窓口を設け、市内24団体を対象に配布する。
 子ども食堂の運営支援を行う同市の「支え合いの地域づくりネットワーク」(片野坂千鶴子代表)が事業を受託し、窓口は午前9時~午後4時、スタッフら2人が常駐している。
 常温保存でき、賞味期限1カ月以上、未開封などの加工品を受け付け。初日は市民らが缶詰やカレールウ、お菓子、調味料などを快く提供した。
 過去2回では、約360人から約1800品が集まったという。同ネットワークの黒木淳子コーディネーター(45)は「毎年集まる量が増えており、関心が高まっている。コロナ禍で子どもも大変だが、小さな寄付を大きな支援につなげたい」と話していた。

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