500個の竹灯籠ともす 地域ほのかに照らす 上越市正善寺地区4町内会

 上越市の正善寺地区4町内会は3日、約500個の竹灯籠に明かりをともす「竹灯籠まつり」を開いた。アジサイの咲く正善寺ダム周辺と正善寺工房の敷地内を、ほのかな明かりで照らした。

色とりどりの竹灯籠を見詰める人たち(正善寺工房で)

 3月、竹灯籠300個で工房周辺を彩るイベントを開いたが、今回はさらに数を増やした。灯籠は竹にドリルで穴を開け、花火や花などの文様を刻み、ろうそく形または数色に変化するライトを入れた。安塚区から観賞に訪れた大塚啓二さん(58)は「灯籠には規則的に美しく開けられた穴があり、どう開けたのか大変興味があった」と話していた。

 正善寺ダムには家族連れなど多数の客が訪れ、竹灯籠の明かりを写真や映像に収めていた。住民十数人が沿道や駐車場の交通誘導に当たった。工房の斉京貴子さんは「住民の理解と団結がないと、こういうイベントは開くことができない。関係者には頭が下がる思いだ」と話していた。

アジサイの咲く正善寺ダム周辺。竹灯籠の明かりに誘われ多くの人が訪れた

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