デンベレとグリーズマンの日本人差別問題でクラブスポンサーの楽天の回答は…

グリーズマン(左)とデンベレ(ロイター)

スペイン1部バルセロナのフランス代表MFアントワヌ・グリーズマン(30)と同FWウスマヌ・デンベレ(24)による日本人に対する人種差別問題に関して、クラブのメイングローバルパートナーである楽天が説明した。

2人は2019年夏にクラブと楽天によって行われたプレシーズンツアーで来日した際に、宿舎ホテルで日本人スタッフの容姿や言語を嘲笑している動画が流出して大騒動に発展。5日に揃って自身のSNS上で釈明と謝罪を行ったが、国際サッカー連盟(FIFA)による処分を求める声が高まるなど波紋が広がり続けている。

人種差別問題のためスポンサー企業の対応にも注目が集まる中、バルセロナのメイングローバルパートナーを務める楽天が今回の2人の騒動について本紙の取材に応じた。同社は「個別の事象についてはお答えしておりません」としたうえで「楽天には70を超える国や地域出身の多様なバックグラウンドを持つ従業員がおり、ダイバーシティとインクルージョンの推進を図っています。また、就業規則の人事基本理念において、人種、性別、信仰、婚姻歴、子女の有無、宗教や政治思想、年齢、性的指向、性自認などによって差別しないということも定めています」と回答した。

今後はクラブやFIFAによる処分に至るのか注目が集まる。

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