欧州選手権で4強入りしたイングランド代表が不吉なデータに直面している。主要国際大会の準決勝で4連敗中となっているのだ。
優勝候補の一角として順調に勝ち上がり、決勝進出をかけて7日(日本時間8日)に今大会の〝台風の目〟となっているデンマークと対戦する。下馬評ではイングランドが有利とされているが、準決勝と相性が悪いのが気になるところ。1966年イングランドW杯準決勝でポルトガルに2―1で勝って優勝して以来、準決勝での勝ち星がないのだ。
1968年欧州選手権ではユーゴスラビアに0―1で敗れ、90年イタリアW杯はPK戦の末、西ドイツに、96年欧州選手権もドイツに負けた。96年は、ドイツが6人全員に決めたのに対し、イングランドは現在指揮を執るガレス・サウスゲート監督(50)が6人目のキッカーを務めて失敗していた。直近では18年ロシアW杯でクロアチアに1―2。勝利をつかむことはできなかった。
すっかり〝鬼門〟となってしまった準決勝。ここを突破してイングランド代表は、悲願のユーロ初制覇をつかめるか。