【欧州選手権】準決勝イングランド戦に臨むデンマーク監督が激おこ! サポ入国規制の緩和要求

デンマーク代表のヒュルマンド監督(ロイター)

サッカーの欧州選手権準決勝(7日)でイングランドと英ロンドンのウェンブリースタジアムで対戦するデンマークのカスパー・ヒュルマンド監督(49)が特例を求めたと、英紙「メトロ」が伝えている。

デンマークは1992年大会以来、29年ぶりの4強入りを果たしたものの、ファイナル進出をかけた一戦は敵地での試合。しかも英国では新型コロナウイルスの影響でデンマークからサポーターが入国する際、英政府の決定で10日間の隔離が必要になるため、準決勝をスタジアムで応援することは不可能だ。

これに不満のヒュルマンド監督は語気を強め「(英首相の)ボリス・ジョンソン(57)が目を覚まし、何千人ものデンマークのファンが来場できるようになることを願っている」と〝12番目の選手〟と言われているサポーターの後押しが受けられるよう、英政府に決定を覆し、規制を緩和するよう要求した。

さらに指揮官は「サポーターが私たちをサポートするためにどれだけのことをしたかを知っている。私たちが再び立ち上がって、人々を驚かせるために、たくさんのエネルギーを与えてくれた。ここまでプレーすることができた大きな理由だ」と力説した。

準決勝は約6万人のファンが観戦する予定。もちろん〝ホーム〟となるイングランドが大きなサポートを受けることにつながる。デンマークサッカー協会では英国に住むデンマーク人に来場を呼びかけているが、ピッチ外では厳しい戦いが続きそうだ。

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