日本オリンピック委員会(JOC)は6日、東京五輪の日本選手団の壮行会をオンライン形式で行い、JOCの山下泰裕会長(64)がメッセージを送った。
山下会長は「先が見えない状況でも前を向き、努力を続けたアスリートたち。そんなアスリートをそばで支え、大会開催に向けて尽力した多くの関係者、応援してくださったみなさまのおかげで今日を迎えることができた。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。
その上で「いよいよ五輪が始まります。昨年3月、新型コロナウイルス感染症の影響で五輪・パラリンピックが1年延期となり、ホスト国のオリンピック委員会会長として多くの葛藤を抱えてきた。いまだ払拭できない不安は残っているが、私はスポーツの力を信じている。世界中のみなさんが直面しているこの困難をともに乗り切るんだという活力が生まれ、心を揺さぶられる感動の瞬間を、どうか温かい声援をお願いします」と述べた。
そして、最後に「日本だけでなく、世界中の協力により五輪に参加できることに感謝したい。(選手らは)これまでの努力の成果を思う存分出し切って、悔いのないように全力で戦い抜いてほしい。私も全力で応援させていただく」と締めた。