【東京五輪】選手村スタッフ感染で政府の会食4人ルールに矛先

選手村スタッフの感染が波紋を広げている

東京五輪の選手村に勤務するスタッフ2人が新型コロナウイルスに感染した問題で、政府が定めた〝会食ルール〟の危険性を指摘する声が上がっている。

大会組織委員会は、新型コロナウイルスに感染したスタッフ2人が4人同席で飲食していたことを発表。陽性判定者ではない2人も濃厚接触者と認定された。

スタッフによる会食に対して波紋が広がっているが、その一方で〝4人会食〟にも注目が集まっている。というのも、政府は感染拡大防止のための日常生活のあり方として推奨する会食ルールとして人数を「4人まで」と強く呼びかけている。4人までなら感染リスクが低いというわけだ、

しかし今回の選手村スタッフなどによる会食では2人の感染と2人の濃厚接触者が発覚。感染経路は定かではないとはいえ、国民の間からは〝4人会食〟の危険性を指摘する声が上がった。

ネット上では「やはりこうやって4人で会食したりで…すぐに感染するんですね。これから益々他国から大勢の選手や関係者が日本に入国するのでバブルと言っても感染拡大、爆発ですね!」などと4人での会食のリスクを問題視する意見が続々と出ている。

選手村スタッフの感染により、政府のずさんなルール作りも議論を呼びそうだ。

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