〝傷心〟のサラー リバプールの「東京五輪招集拒否」に怒り爆発か 

モハメド・サラー(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラー(29)は、オーバーエージ(OA)枠で東京五輪出場を熱望していたが、クラブの拒否でかなわなかった。

U―24エジプト代表のシャウキー・ガリブ監督は「モハメドは東京五輪出場を望んでいた。私も最善を尽くしたが、クラブはそれを拒否した。私たちは前に進まなければならない」と落胆を表明したが、本人は公にコメントしていない。

そんな中、英紙「エクスプレス」は、リバプールのユルゲン・クロップ監督(54)が、サラーの怒りを買っている可能性があると伝えた。

8月7日に閉幕する東京五輪に出場すれば、シーズン最初の数試合に出場できないため、エースを欠きたくないクラブの決定は必然。しかしながら、その上でサラーのエジプトへの献身と忠誠心は比類のないものであるため、母国に貢献できなくなって傷ついている可能性もあるという。エジプロは1次リーグでアルゼンチン、スペイン、オーストラリアと厳しい組に入っただけに、なおさらだ。

新シーズンを控え、東京五輪の出場できなかったことでサラーのメンタル面に悪影響が出ないことを祈るばかりだ。

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