【東京五輪】小池都政 菅政権に酒提供停止を要望も…国民からは「それより五輪中止しろ!」

小池都知事(左)と菅首相

東京都が政府に対して酒類の提供停止の原則化を要望するも、国民からは「それより五輪を中止しろ」の大合唱だ。

都は7日に政府に対し、飲食店での酒類提供を原則停止するなど感染拡大防止のために強力な措置を講じるよう求めた。都内では1グループ2人までなどの条件で午後7時までの酒類提供が認めてられているが、新型コロナウイルスの感染者数が急増しているため提供停止の原則を明記するよう要請した。

しかし、都の要望は〝的外れ〟だと非難ごうごう。ネット上では「実効性のある一層強力な措置内容、都民、国民に強く発信ならば、酒提供停止の前にオリンピックの開催停止を」「飲食店の酒を禁止するよりも有効な手段は無対策のオリンピック中止だ!」と感染爆発が危惧され、実際に来日した選手団から早くも感染者が続出している東京五輪の中止が先決だと主張する声が相次いだ。

どこまでも五輪を特別扱いする方策に国民の怒りはピークに達しており「酒を出す飲食店が生死の境のような苦しみを分かっているのか? 東京五輪も打ち切りするぐらいの英断ができず、国民を見殺しにする政府、自民、公明は総選挙で下野するがいい!」と政権への批判が高まっている。

最も危険な東京五輪の強行に目をつむり、またもや飲食店を狙い撃ちする感染対策。国民の支持は得られそうもない。

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