ドイツ体操代表チーム9日上越市入り 感染症対策万全期す 公開練習は中止 東京五輪

 東京オリンピックに出場するドイツ体操代表チームが9日に来日し、事前合宿を張る上越市に入る。当初予定通り一部選手は25日まで滞在するが、予定していた一般向けの公開練習は新型コロナウイルスの変異株の流行を踏まえ、感染症対策に万全を期すため実施しないこととなった。

 来越するチームは選手10人をはじめ、コーチや医師らで21人。大潟区九戸浜の上越体操場ジムリーナを練習会場に、出場選手は18日まで練習し、同日に東京の選手村へ移動。控え選手は24日まで練習し、25日に帰国する。

 10日の練習初日に地元太鼓団体「海音鼓(うみねこ)」の演奏、地元事業者などによる「ジムリーナと新しい夢を育む会」や大潟区町内会長協議会などが出迎えを行う。12日に村山秀幸市長と面会、13日に市内小学生の練習視聴やインタビューがいずれもオンラインで計画されている。

 感染症対策として公開練習を取りやめた他、チームの行動を市内の宿泊先ホテルと練習会場に限定し、移動は専用車両で行う。ホテルでは個室利用、フロア貸し切り、他の宿泊客との動線の分離などを施す。選手や同行する市職員、通訳は毎日、PCR検査を実施する。入国に際しては陰性証明を提出する。

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