韓国発「黒い砂漠」が世界で利用者急増 タイ767%↑ トルコ417%↑ 本命は中国

韓国発のMMORPG(多人数ゲーム)人気ゲーム「黒い砂漠」が、世界で急増している。

8日、韓国メディアなどによると、「黒い砂漠」は、韓国の新規利用者157%、復帰ユーザーも139%増加。日本、台湾、ロシア、タイ、東南アジア地域でも、新規および復帰の利用者が大幅に上昇したという。特にタイは、新規利用者が769%、東南アジア地域は618%に急増した。トルコは三番目に高い、417%の急増を示したという。復帰ユーザーも113%増加したとのこと。トルコは「黒い砂漠」の主要市場として浮上しているとの見方もある。

このようなユーザー数の急増は、先月29日(現地時間)発表された新規クラス「コルセア」と「サマーシーズン」の更新の効果が大きかったようだ。実際に新規コンテンツの更新の後、黒い砂漠のSteam新規利用者は500%増加した。

一方、パールアビスは「黒い砂漠」の中国進出を予告している。同モバイル版が先月28日、中国政府から許認可を受けることに成功した。「黒い砂漠」モバイル版は、中国最大のゲームサイト「17173」において、モバイルゲーム期待順位で3位に上っており、成功が半ば約束されている。

中国ゲーム市場は、朴槿恵政権時代のミサイル防衛設備(サード)の導入によって中韓関係が悪化し、韓国製ゲームが事実上追放されていたが、最近になり解禁の動きが出てきている。
巨大市場である中国が解放されれば、「黒い砂漠」をはじめ、他の韓国ゲームにも追い風となるだろう。

(参考記事:「韓国発RPG『黒い砂漠』が新コンテンツ「アトラクシオン」動画公開…今夏実装へ」)
(参考記事:「「モータルブリッツ」の韓国XR企業が上場へ、証券市場に審査請求 」)
(参考記事:「PUBGの韓国開発社が上場へ 時価総額は最大3兆円規模の予想」)

© 合同会社WTS研究所