HRダービーのシード順が決定 大谷翔平は1回戦でソトと対戦

日本時間7月8日、ホームラン・ダービーに出場する8選手の顔ぶれが確定し、今季の本塁打数に従ってシード順も決定された。これまでは前年の王者が第1シードに入っていたが、昨年ホームラン・ダービーが開催されなかった影響か、第1シードには前回王者(2019年)のピート・アロンゾ(メッツ)ではなく、メジャー最多の32本塁打を放っている大谷翔平(エンゼルス)が入ることに。大谷は1回戦で第8シードの若き天才打者フアン・ソト(ナショナルズ)と対戦することになった。

日本時間7月13日にコロラド州デンバーにあるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドで行われるホームラン・ダービーに出場する8選手は以下の通り(数字はシード順)。

【1】大谷翔平(エンゼルス)
【2】ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
【3】マット・オルソン(アスレチックス)
【4】サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
【5】ピート・アロンゾ(メッツ)
【6】トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
【7】トレバー・ストーリー(ロッキーズ)
【8】フアン・ソト(ナショナルズ)

メジャーリーグ公式サイトは大谷について「定期的に登板しながらも前半戦で32本塁打を放った史上14人目の選手となった。チームの開幕86試合で32本以上の本塁打を放ったのは、直近20シーズンでは2013年のクリス・デービスに続いて2人目である」と紹介。また、「ただ本塁打を打っているだけでなく、ボールを破壊している。初速110マイル以上の本塁打が15本、同115マイル以上の本塁打が5本、飛距離420フィート以上の本塁打が16本というのはメジャー最多である」と詳細なデータにも言及している。さらに「引っ張り方向の本塁打が大谷より多いのはブラディミール・ゲレーロJr.だけ」とフィールドの全方向に本塁打を打つことができる大谷の特徴にも言及した。

1回戦は昨季ナ・リーグ史上最年少で首位打者のタイトルを獲得し、出塁率・長打率・OPSの3部門で両リーグ最高の数字をマークした22歳のソトとの対戦。今季の本塁打数では3倍近くの大差がついているが、ソトの打撃技術を考えると、決して簡単に倒せる相手ではないだろう。ソトに勝ったあとは、準決勝で前回王者のアロンゾ、決勝ではメジャー屈指の大砲ギャロとの対戦を期待したい。

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