【東京五輪】飛んで火に入る…緊急事態宣言間近にバッハ会長が来日

来日で注目されるバッハ会長(ロイター)

東京都で4回目の緊急事態宣言が決定的となった8日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(66)が羽田空港に来日。明日(9日)以降3日間の隔離期間に入り、この日夜にも開かれるとみられるIOC、大会組織委員会、政府、東京都、国際パラリンピック委員会の「5者協議」にリモートで参加する。

バッハ会長の来日は昨年11月以来。当時は新型コロナウイルス第3波の真っただ中で「なぜ今、来るのか?」と国民から大きな反発を食らった。今年5月中旬にも来日する予定だったが、この時は緊急事態宣言の延長などの事情で見送り。そして今回は緊急事態宣言の4回目の発令が間近となったタイミング。もはや国内は五輪どころではない雰囲気になっており、またも〝飛んで火に入る夏の虫〟状態だ。

バッハ会長は「オリンピック休戦決議」が始まる16日に広島を訪問する方向で調整中。同日にはジョン・コーツ調整委員長(71)の長崎訪問も予定されているが、果たしてどうなるか。

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