【ドラゲー】YAMATOがKAIを下しドリーム王座戦線へ 8・1神戸でシュンとKzyの勝者に挑戦

(左から)Kzy、シュン、YAMATO

ドラゴンゲート9日の後楽園ホール大会で、YAMATO(39)がKAI(38)との「ノーロープ・ランバージャックマッチ」に激勝。8月1日神戸ワールド記念ホール大会でオープン・ザ・ドリームゲート王座(現王者はシュン・スカイウォーカー)挑戦を表明した。

KAIとの遺恨決着戦は、リング下を取り囲んだ両軍セコンドが入り乱れる大乱戦となった。敵軍セコンドのKAZMA SAKAMOTOがレフェリーをイス攻撃でKOしリング上が無法状態となると、イス上へのメテオインパクトを狙われる。

しかしYAMAYOはこれを間一髪で回避しスリーパーホールドで捕獲。さらにイス上へのギャラリアをさく裂させる。最後はラグナロクで20分超の死闘に終止符を打った。

試合後のリング上では「KAIとの抗争は終わった。俺は次のステージに行かせてもらうぞ。ドリームゲート王者シュン・スカイウォーカー出て来いよ!」と現ドリーム王者を呼び込む。5月の「KING OF GATE」公式戦で勝利している実績を盾に「単刀直入に言うぞ。8月1日、神戸ワールド記念ホールでこの俺がそのベルトに挑戦させてもらう」と挑戦表明した。

シュンは前日の7月31日神戸大会でKOG覇者・Kzy(35)とのV5戦を控えている。この展開に黙っていられないのがKzyだ。「31日、シュンと王座戦をやるこの俺を差し置いて、何話進めようとしてるんだよ」と抗議した。

しかしYAMATOは「いまこの時点でお前はただの挑戦者だ。発言する権利はない。おいシュン、ドリームゲート王者は最強でなければならない。俺がお前の立場なら…この挑戦、必ず受ける。俺がKzyの立場でも一緒だ。お前らがこの俺の挑戦を受け付けないというのであれば、そのベルトとチャレンジャーの鍵をこの場において行け」と主張を譲らない。シュンが「俺は王者としてこのベルトをかけてお前と戦いたい。Kzyを倒した上でYANATO、お前をはじき返してやる」と受諾すればKzyも「そのベルトを初戴冠して、YAMATOを俺が逆指名してやる。シュンじゃねえ。この俺とやること考えとけ」と宣戦布告。YAMAYOが神戸決戦2日目で、初日大会の勝者に挑戦することが決定した。

歴代最多タイの4度の戴冠を誇るYAMATOは約4年間ドリーム王座から遠ざかっている。2020年からはドラゲー内で世代交代が進んできたが「俺はもう一度頂点に上り詰めるぞ。今までの1年間か2年間か、全てリセットする。グレート・リセットだ」と豪語し、単独最多5度目の最高峰王座取りを予告していた。

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