まさかの降格 ソフトバンク・千賀の気になる“修正ポイント”とは?

スピード修正が求められている

まさかの事態だ。五輪代表にも選ばれているソフトバンクのエース・千賀滉大(28)が9日に出場登録を抹消された。

6日のロッテ戦(ZOZOマリン)で左足首の靱帯損傷から一軍復帰したものの、3回途中10失点でKOされていた。順調であれば前半戦最後のカードとなる12日からの楽天戦(ペイペイ)で先発する予定だったが、次回はファームで登板して調整することになった。

工藤監督は「迷いがあるみたいなので、もう一度ファームで投げたほうがいいと思う。不安な状態で投げるよりは、しっかり自信を持った状態でマウンドに上がる方が彼らしい投球が見られる。それをファンの皆さんも望んでいると思う。『頼むぞ』と言いました」と説明した。

痛めていた左足首を含めて体に問題はない。ただ、投球フォームの修正が必要な状態だという。ロッテ戦でも直球のスピードは出ていたが空振りが少なかった。首脳陣の見立てとしては、現状では体の開きにより相手打者に「ボールが見やすくなっている」という。

もちろん、自らの今の課題、修正ポイントについては千賀本人が誰よりも理解しているところ。右前腕部の張りで出遅れた昨季も、復帰当初は投球フォームに悩んで試行錯誤を続けたが、終わってみれば圧巻のシーズンだった。

時間は限られている中で、右腕のスピード修正はなるか。

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