宮崎県教員試験倍率が最低 大量退職、志願者減3.4倍

 本年度実施する公立学校教員の採用試験倍率(応募時)は前年同期比0.5ポイント減の3.4倍となり、過去最低だった2019年度の3.6倍を下回ることが県教委のまとめで9日までに分かった。志願者数は減る一方、定年による大量退職に伴い採用数は増えていることが要因。県教委は「本県の教育の質向上のため、人材確保は喫緊の課題。教員として本県で働く魅力を発信するなど、対策を検討したい」としている。

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