三菱 新型アウトランダーはPHEVのみ発売! 気になる価格は現行モデル比で+30万円程度となる見込み

2022年度にも日本で発売される見込みの三菱 アウトランダーPHEV。すでに北米市場ではガソリンモデルが販売されているが、日本発売はまだ先の話。そしてアウトランダーとしては実に10年ぶりのフルモデルチェンジとあって、SNSをはじめ期待値が高まっている状況である。そこで今回は編集部が得ている新型アウトランダーPHEVに関する情報をご紹介する。結論から言えば、これはかなりオススメの一台です。

三菱 新型アウトランダーPHEV

日本仕様の新型アウトランダーPHEVだけ! 待望の3列シートも備わる

新型アウトランダーPHEVはすでに北米で発売しているガソリンモデルと基本的なデザインは同じ。サイドやリアにPHEVエンブレムが備わる見込みだ

三菱 新型アウトランダーはすでに北米市場で2021年2月より発売されている。内外装デザインはすでに発売されている北米仕様と大きな差はない模様だ。

北米仕様のアウトランダーのエンジンは直列4気筒2.5リッターエンジンを搭載しており、肝心のPHEVモデルは未だベールに包まれている状況である。

SNSなどでは日本にはまずガソリンモデルを投入し、その後に真打となるプラグインハイブリッドを追加するという意見が出ている。ところがMOTA編集部が得た情報によれば、新型アウトランダーの日本仕様はガソリンモデルの投入はなく、PHEV一本で勝負するという。

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アウトランダーPHEV念願の3列シートモデルをラインアップ

現行モデルのネガとして挙げられていたのが3列シートの設定がない点にあった。新型アウトランダーPHEVは晴れた3列シートを備えることとなった

そして現行モデルのネガも払拭される見込みだ。というのも現行アウトランダーPHEVはベースのガソリンモデルとは異なり、3列シートモデルを設定していなかったのだ。最大の要因はバッテリーを搭載しているために、シートを装着できなかったのだが、じつは新型アウトランダーPHEVには待望の3列シートモデルをラインアップするのだ。

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北米のガソリンモデルは280万円〜。新型アウトランダーPHEVは現行モデル+30万円程度か!?

新型アウトランダーの内装は現行モデルと比べても大幅に高級感が増した印象だ。日産 新型エクストレイルと兄弟車のため、日産自慢のプロパイロットが備わるのも大きなトピックだ

ガソリンモデルの導入がない。そして3列シートを備えるなど、おそらく価格は現行モデルよりも上昇すると見られている。

ちなみに北米で売られているガソリンモデルは2万5795ドル〜3万1945ドルとなっている。原稿執筆時の2021年7月9日のレートで換算すると283万7780円〜351万3950円という計算となる。

すでに販売が終了しているガソリンモデルは、日本で272万〜342万円だったことを考えると、価格は据え置きとなっているイメージだ。

もちろんさまざまな要因があり、仕向地によって価格が異なるものではなるが、もしかすると新型アウトランダーPHEVもまた、価格を据え置きにする可能性もあるのだった。ガソリンモデルを参考に考えれば、新型アウトランダーPHEVは現行モデル比で+30万円程度に収まるのではないだろうか。というよりも筆者個人としては、価格を上げたとしてもその程度に抑えてほしいところだ。

新型アウトランダーは三菱ブランド復活の目玉車種! だからこそ価格は据え置きに

新型アウトランダーPHEVで元気な三菱を復活させたいところ

未だ新型アウトランダーPHEVの発売時期は2022年度となっており、はっきりしない状況である。ガソリンモデルがすでに北米で売られていることを考えると、一早い発売に期待したい。

そしてここからは筆者個人の願いでもあるが、2020年末に登場したエクリプスクロスPHEV、そして新型アウトランダーはデザイン面でも評価されている。それだけに、新型アウトランダーPHEVの価格設定次第では、今後の三菱の運命を左右する可能性もあるほど重要なモデルである。だからこそ、大きな価格アップではなく、据え置き価格で登場させてほしい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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