阪神・伊東将 初回から大荒れ!4回6失点で “伝統の一戦” 屈辱KO

4回、巨人・坂本にソロを浴びた阪神・伊藤将(右)

首位攻防第2ラウンドは、大誤算の立ち上がり――。阪神は10日の巨人戦(甲子園)で、先発・伊藤将がまさかの大乱調。初回から出はなを大きくくじかれた。

伊藤将はこの日で4度目の巨人戦登板。「全打者に対して自分の投球ができるようにしたい」と意気込んでいたが、結果的には大きく空回りしてしまった。立ち上がりが制球が定まらず、先頭・松原を四球を与えると、続く坂本にはツーシームを左翼線へと運ばれる。さらに丸にも四球を与え、いきなり無死満塁。慌てて女房役の梅野がマウンドへと〝間〟を取りに行ったが、その後もリズムをつかめなかった。

4番・岡本は三振に封じたが、一死満塁からウィーラーには右前適時打で先制点を献上してしまう。続く梶谷への押し出し死球で2点目を失い、北村の二ゴロや味方の失策などで、さらに2失点。立ち上がりでいきなり4失点を失った。

伊藤将は初回だけで38球を費やし、被安打は2本ながら4四死球と苦しい内容。2回は無失点に封じたが、3回にウィーラー、4回には坂本にソロを被弾。矢野監督も続投をあきらめ、4回6失点で屈辱KOとなってしまった。

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