【南米選手権】アルゼンチン優勝でメッシ無冠の帝王返上 1―0でブラジルを破る

南米選手権の優勝トロフィーにキスをするメッシ(ロイター)

サッカー南米選手権の決勝が10日に行われ、アルゼンチンが1―0でブラジルを破り1993年以来12大会ぶりの優勝を飾った。

アルゼンチンの絶対的エースのFWリオネル・メッシ(34)が母国の代表として悲願の初タイトル獲得だ。アルゼンチンは前半22分にMFアンヘル・ディマリア(33=パリ・サンジェルマン)が技ありのループシュートで先制。その後はブラジルの猛攻をしのいで虎の子の1点を守り切った。

メッシは所属クラブのバルセロナでは多くのビッグタイトルを獲得してきたが、アルゼンチン代表では国際大会のタイトルに縁がなく母国では「代表で結果を出せない」と批判を浴びてきた。しかし今大会は、今大会は得点ランキングトップタイとなる4ゴールをマークしてエースとして大活躍。優勝の原動力となり、ついに〝無冠の帝王〟を返上した。

母国にビッグタイトルをもたらした英雄メッシ。次は来年のカタールW杯で悲願の世界一を目指す。

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