竹中平蔵氏「盛り上げたでしょ」“世論は間違う”発言以来の番組出演にニヤリ

竹中平蔵氏

元総務相で経済学者の竹中平蔵氏(70)が、11日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長に対してコメントした。

竹中氏は先月6日放送の同番組で、尾身会長が国会で東京五輪について「本来はパンデミックのなかで開催するということが普通でない」と発言したことに「明らかに越権」などと指摘。また、東京五輪について中止を指示する声が多いことに「世論はしょっちゅう間違う」と言及し“大炎上”した。

それ以来の出演となった竹中氏は、冒頭でこの件についてMCからイジられたが、「おめでとうございます。この番組盛り上げたでしょ。番組的には大成功です」としてやったりの表情。続けて「今日は、皆さんを褒めます」と宣言した。

だが、番組本編で尾身会長への評価を改めて問われると「コンセプトリーダーとしては優れているが、その枠を超えたことをおっしゃったので、私は違うと申し上げたんです」とチクリ。

さらに「分科会の仕事というのは2つ。感染を抑えること、もう1つは病床を確保すること。病床を確保することに関して厚生労働省は後ろ向きで、それに気を使って何も提言しないで、感染を抑えることばっかり言っておられましたね、と。もう一つは国会に呼ばれた時は、分科会を代表して国会で言うにも関わらず、個人の意見を述べておられる。そういうところは日本の国内の政治の一種のルールというか、プロトコルから外れてるな、と」と苦言を呈すと、共演者から「全然褒めてないじゃん!」とツッコミが入った。

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