“虎キラー”巨人・高橋 7回零封で単独トップ9勝! 原監督も絶賛「優貴の貢献が高い」

圧巻の投球を見せた巨人・高橋

若き〝虎キラー〟を指揮官も絶賛だ。巨人の原辰徳監督(62)が、1―0で勝利した11日の阪神戦(甲子園)後、この日先発し、7回1安打無失点の好投でリーグ単独トップの9勝目を挙げた高橋優貴投手(24)を称えた。

圧巻の投球だった。今季ここまで阪神戦に3試合先発登板し、全勝の防御率1・50、甲子園での2試合に限れば失点を許していない左腕は、この日も虎打線を翻弄した。

変化球を主体とした打たせて取る投球で、7回までに許した安打は3回の先頭打者・中野が放った中前打のみ。課題とする四球も初回の1つのみと、制球面でも精度が光った。

この日ばかりは指揮官も手放しで絶賛だ。

「今の位置にジャイアンツがいるというのは、やっぱり(高橋)優貴の非常に投手として、先発ピッチャーとしてね、貢献が高い(と思う)」と原監督。さらには「そういう中でね、(前半戦を)締めくくるという点において、さらなるステップというものをね、(今日の当番は)後半に行く上においてもとても大きかったと思いますね」と、この先の期待も口にした。

開幕当初は滑り込みでローテ6番手に駆け込んだ〝6男坊〟だったが、今では投手陣の勝ち頭。成長著しい左腕が、後半戦もチームを勝利へと導く。

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