東京五輪に臨むサッカー男子のU―24日本代表で〝ビースト〟との異名を持つFW林大地(24=鳥栖)が大きな責任を背負っている。
3―1で勝利した国際親善試合U―24ホンジュラス代表戦(12日)にスタメン出場した林は、体を張ったポストプレーなどで存在感を発揮。前半40分にはMF堂安律(22=PSVアイントホーフェン)のゴールをアシストしたが「やっぱりFWなので、ゴールを取りたかったです」と悔しそうな表情を見せた。
同代表の2列目にはこの日2得点をマークした堂安をはじめ、MF久保建英(20=レアル・マドリード)、MF三好康児(24=アントワープ)と世界でも注目のテクニシャンが先発した。林も「気の利くうまい選手が多い」と評するように、得点を決めるための〝お膳立て〟ができる選手がそろっている。
それだけに「ボールをゴール前に運んでくれているので(FWは)決める責任がある。ワガママな動きをしてもボールを出してくれますし、どんどん(パスが)出てくるんで。ゴール前で勝負して決め切らないといけない」と力を込め、改めてストライカーとしての決意を語った。
バックアップメンバーから昇格。FW前田大然(23=横浜M)、FW上田綺世(22=鹿島)が出遅れている中、野獣ストライカーがチームのキーマンになりそうだ。師もそうですよね(笑い)」と納得していた。