【小川直也の暴走レッドゾーン】オレにも言わせろ！ 東京五輪の開幕まで２週間を切り、大会はほぼ無観客開催となったが、依然として多方面から中止を求める声が相次ぐ。そんな中、１９９２年バルセロナ五輪柔道９５キロ超級銀メダルの“元暴走王”小川直也氏（５３）が緊急提言。情報をひた隠しにする国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）、大会組織委員会の“独裁政治”を糾弾した。
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今の日本はまさに無法地帯だよ。新型コロナウイルスワクチンの話題ばっかり先行していて、真の情報が全然発信されていないよね。
俺が小学校の時に第二次世界大戦中の話を先生がしていたんだけど、全く情報がなかったという話をしていた。今はコロナと戦争をしているところ。根本的な原因が分からないのに国民に「安心・安全」「大丈夫だ」と言っている一方で、コロナで亡くなられた方も大勢いる。しかも、コロナの中でもＩＯＣが責任を負わないという危険な状態の中で五輪をやるわけでしょ。まさしく矛盾しているよね。
「知らぬが仏」って言葉があるけど、今の時代にそれは無理だよ。国民の生活がいっぱいいっぱいで、子供の運動会とかも中止になっている。それらを考えたらもう少し品行方正にやってほしい。
スポンサーもお金の話をしてもいいと思う。お金がないと五輪はできないんだから。とにかくもう少しクリアにしてほしい。もちろん選手みんなの気持ちを考えたら、やったほうがいいに決まってる。
それでも…俺は延期派なんだよ。だって無理じゃない。この状態で選手が１００％の力を出すなんて。東京へ来るのに、何度もＰＣＲ検査を受けて、外にも出られない。そんな中でどうやってやるの？ まあ、主催側は五輪さえやってくれたらいいんだろうけど。誰が金メダルを取ろうと別にどうでもいいわけだからね。
あと小池百合子東京都知事（６８）は、もう無理っぽいね。「ジャンヌ・ダルク」になる最大のチャンスを逃したな。機を逃したんだよ。小池都知事がチラチラ五輪の開催可否に関して触れていた時は「おっ！」と思ったけど、今はもう開催一辺倒の人だからね。まあ、全然反対する人がいないのもホントに不思議なんだけどな～。
結局、東京五輪の真の狙いも分からない。これだけ難問やいろんな障害があるのに、何のためにやるんだろうね。誰でもいいから、きちんと説明してほしいよ。
