佐世保市、感染対策店に10万円支給 中小飲食対象 佐世保市議会

 長崎県佐世保市は13日、新型コロナウイルスの独自の経済対策として、感染防止対策を講じる中小規模の飲食店に1店舗当たり10万円の支援金を支給する方針を明らかにした。16日に市議会臨時会を招集し、支援事業費約1億5500万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出する。
 市議会議会運営委員会で説明した。
 事業名は「安全・安心な飲食店営業活動支援事業」。支援金は感染防止対策や販売促進、事業継続などの経費に使ってもらう。
 支給申し込みは、県が感染防止対策を認証する「ながさきコロナ対策飲食店認証制度」への申請が条件。市内に店舗がある中小、小規模、個人事業者が対象で、1500店の申し込みを見込む。受付期間は8~10月の予定。
 議運では委員から「飲食以外の業界も支援するべきでは」との質問があり、山口智久副市長は「(他業界も)しっかり調査分析し、必要であれば対応する」と述べた。
 このほか、市は、市内の感染状況を5段階で示す独自の指標を「フェーズ」から「レベル」に改称し、13日から「レベル4」から「レベル3」へ引き下げたと報告した。

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