当選無効のスーパークレイジー君が中2日で提訴「子ども達も『負けないで』と手紙くれる」

スピード提訴したスーパークレイジー君

埼玉・戸田市議のスーパークレイジー君(34)が14日、埼玉県選挙管理委員会が3か月以上の居住実態がなかったとして、当選無効としたことに裁決の取り消しを求めて、東京高等裁判所に訴訟提起した。

クレイジー君がスピード提訴に出た。県選管から取り消し裁決が言い渡されたのは12日。「昨日は徹夜でした。ギリギリまで延ばして、議員をやったほうがいいとのアドバイスもあったが、変に引き延ばす気はない」(クレイジー君)。わずか2日で、弁護団と訴状を作成し、この日提出した。

戸田市選管、県選管でクロ判定が出され、司法の場に移しての争いは、高裁と最高裁になる。

クレイジー君は「過去のいろんな居住実態を調べて、中には市と県(の選管)がシロ、シロと出して、裁判では負けたケースも見た。何があるかわからない。ただ、クロ、クロ、シロはなかなかなく、不利な状況ではあるが、それでも応援してくれている方が増えているし、子どもたちも『負けないで』と手紙をくれる」と逆転勝訴に向け、意気込んだ。

クレイジー君の弁護団を務める加藤博太郎弁護士は「(最高裁を残すが)事実上、今回が最後の争いになる。比較的速やかに今年中に結論が出るんじゃないかと予想している。厳しい戦いではあるが、全力を注いで、支援していきたい」と話した。

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