【東京五輪】サッカー男子ドイツ代表 辞退者続出でわずか18人!「支援を得られなかった」

辞退したイズマエル・ヤコブス(ロイター)

東京五輪サッカー男子に臨むU―24ドイツ代表は辞退者続出で18人しかメンバーがそろわなかったと、同国メディア「ブンデスリーガ・ニュース」が報じている。

ドイツは今五輪に向けてクラブや選手に招集を拒否されるなどメンバーを集められず、5日に22人枠の五輪メンバー枠を埋められないまま19人のリストを発表したが、同メディアによると、12日の夜、同国1部ケルンに所属するDFイズマエル・ヤコブス(21)がフランス1部モナコへの移籍が決まり、五輪参戦を辞退することになったという。

ドイツではメンバー発表後に選手2人が辞退し、2人を追加招集している中、大会直前に新たな離脱者が出てしまった。ドイツを率いるシュテファン・クンツ監督(58)は、追加招集をしない方針とみられ、18人のメンバー(うちGK3人)で五輪を戦う決意を固めている。

ドイツ誌「キッカー」によると、東京五輪に向けて指揮官は100人以上の選手に声をかけたという。メンバー発表時には「五輪チームをサポートしようという意欲は、ドイツリーグは他国とは異なっていた。いくつかのビッグクラブからは、予想していたとはいえ、支援を得ることができなかった」と苦悩を吐露。中2日の過密日程の中、厳しい戦いを強いられそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社