今夏の東京五輪に臨むサッカー男子の韓国代表が参戦を熱望しているFW孫興民(28=トットナム)招集は困難と同国メディア「OSEN」が伝えている。
東京五輪に出場する韓国は最終メンバー選考に向けて22日から合宿を開始した。ただ25歳以上となるオーバーエージ(OA)枠となる選手3人の選考は現在も調整中。同メディアによると、チームはFW孫、FW黄義助(28=ボルドー)、DF金玟哉(24=北京国安)の招集を検討しているもの交渉は難航しているという。
特にアジア人ナンバーワンストライカーとの呼び声が高い孫については「現実的に困難な状況である」と報道。五輪は国際サッカー連盟(FIFA)に規定でクラブ側に選手派遣の義務がないことに加えて、トットナムが五輪と同じように派遣義務がない2018年ジャカルタ・アジア大会への出場を承認した経緯があり、再びクラブの活動に支障が出る大会への参加に難色を示しているためだ。
同メディアは「孫興民が合流するならばチームのレベルはグレードアップされる。しかし、現実的にオリンピックの可能性はほとんどない」と伝えている。韓国は五輪1次リーグでニュージーランド、ルーマニア、ホンジュラスと同組となったが、メダル獲得に向けてOA選考に苦悩しているようだ。