秋冬にかぶりたいニット帽やフェルト帽、夏の麦わらやラフィアの帽子、キャップやベレーなど、バリエーションが多い帽子。おしゃれのワンポイントになるほか、髪の日焼け防止や顔や首の紫外線よけにもなるのがうれしいですよね。
けれども、帽子をかぶっていて汚れが気になることはありませんか? ほこりや汗がついてしまったり、おでこや頭髪に直接触れる機会が多いので、ファンデーションがついてしまったりしますよね。
コットン(綿)やポリエステル、ニットの帽子なら自宅で丸洗いできるものもありますが、洗えない帽子の普段の手入れって意外にわからないもの。汚れが気になりつつもそのまま放置して汗ジミができて後悔! そんなトラブルを招かないためにも、帽子についたほこりや汗、ファンデーションの汚れなどの手入れ法についてご紹介します。
【帽子の基本の手入れ】ほこりや毛はどうすればいいの?
帽子を使用したあとは、軽くはたくようにしてほこりなどをはらい、通気性のいいところで保管するのが基本です。
ニットなどの帽子に毛がついてしまったときは、コロコロクリーナーを転がすようにして取り除きます。麦わら帽子など天然素材の場合は、乾いたタオルでポンポンとたたくようにしてほこりなどをはらいます。
フェルトの帽子などでダークカラーのものは、生地の性質上ほこりがつきやすいため、そのままにするとどんどんほこりが溜まっていきます。その場合は、帽子専用のブラシの利用がおすすめ。帽子専用ブラシは、カーブした形状をしているため、帽子全体のほこりを隅々までしっかり取ってくれますよ。
注意したいお手入れポイント
汗や汚れの対策をしたいからと防水スプレーや水をはじくスプレーを帽子に使用するのはNG! スプレーすることにより通気性が落ちるため、帽子の中が蒸れてしまい雑菌が繁殖する原因になります。
帽子についたファンデーションや汗を落とす方法
1.帽子の内側のテープ部分
帽子の内側のテープ部分にファンデーションがついてしまったときは?
中性洗剤をタオルに染み込ませて固く絞ります。ファンデーションがついた部分を拭き取るようにしたあと、水で絞ったタオルで押さえるように拭き取ります。その後は、通気性のいい場所で乾燥させます。
2.帽子の内側にサイズテープが貼られたタイプのもの
帽子の内側にテープが貼られたタイプのものは、かぶっていると汗がつきやすくなります。その場合は、水に少量の中性洗剤を溶かしたものをタオルに染み込ませて絞り、汗の部分をたたくようにします。その後、水で絞ったタオルで押さえるように拭き取ります。通気性のいい場所に干して乾燥させればオーケーです。
3.麦わら帽子など天然素材
麦わら帽子など天然素材の場合は、汗などの汚れが気になる場合でも水洗いはNG! おしゃれ着(デリケート衣類)用中性洗剤を手洗い濃度に溶かした水を作ります。その水にタオルを浸し固く絞ったもので、帽子全体をたたくようにして汚れを落としていきます。
そのあと、水で固く絞ったタオルで洗剤液をとるようにたたいていきます。型崩れしないように内側に洗濯ネットなどを詰め、ペットボトルなどにかぶせるようにして一晩おいて乾燥させます。
帽子についてしまうファンデーションを防ぐ方法
【おすすめ】ファンデーション付着防止シール(テープ)
市販の帽子専用の「ファンデーション付着防止シール(テープ)」を使ってみてください! 帽子の内側に貼るだけで汗やファンデーションの汚れがつくのを防いでくれるすぐれモノ。
シール状なのでカンタンに貼ることができますし、ネットでは数百円~、100均でも販売されていてコスパも良好! 薄手なので帽子のサイズが変わることもありません。汚れが気になったら貼り替えるだけなのでカンタンです。ハットタイプの帽子を購入したら、あらかじめこのテープを貼るようにしておくのもいいですね!
【帽子のお手入れ】ドライクリーニングや丸洗いOKの素材も
帽子は1シーズンに1回はドライクリーニングへ
普段マメに手入れしていても1シーズンを過ごした帽子は、汚れが溜まっています。ドライクリーニングがOKのものなら、シーズンが終わるころにクリーニングに出して汚れを取り、次のシーズンまで保管しておくのもおすすめの方法です。最近は、麦わら帽子や型崩れが心配な帽子、黄ばみがついた帽子などをお願いできる帽子専門クリーニング店もあります。
夏用の帽子は丸洗いOKの素材を選ぶ
汗をかきやすい夏用の帽子では、デザインはナチュラルながらUVカットが可能、速乾素材を使用した丸洗いOKのものも増えています。購入するときに、丸洗いできる素材を選ぶのもひとつの方法かもしれません。
まとめ
自宅で洗えない帽子の普段の手入れ法についてご紹介しました。よりベストな状態を保つためにも、心がけてみてくださいね。