イングランド代表FWラッシュフォードらへの人種差別投稿者を逮捕

マーカス・ラッシュフォード(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属する同代表FWマーカス・ラッシュフォード(23)らに人種差別的な投稿をした犯人の1人が逮捕されたと英紙「デーリー・メール」が伝えた。

ラッシュフォードらはイタリアに敗れた欧州選手権の決勝(11日)でPKを外し、批判を浴びるとともにSNSで人種差別的な被害を受けていた。こうした事態に、イングランドサッカー協会(FA)や英政府が非難する声明を出すなど、大騒動に発展。世界的にも波紋が広がっている。

そんな中、同紙によると、警察当局はラッシュフォードに対して「自分の国に行け」とツイートしたサッカーチームで子供たちを指導している男性(50)を「人種的憎悪を扇動した疑い」として逮捕したという。男性は事情聴取を受けた上で釈放されている。警察は「引き続き地元サッカーコミュニティーや地元クラブと連携して、この行動が適切に処理されるようにしています」とコメントした。

また、警察当局は「英国全土からの報告は、ロンドン警視庁などによって照合されており、必要に応じてさらに調査するために関連する部隊に割り当てます」と捜査を継続しており、さらなる人種差別投稿を行った人物の特定を進めているようだ。

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