【東京五輪】中国セーリング代表〝ホテル廊下で練習〟で物議 「なぜこんな悪条件」本国で波紋

中国セーリング代表の練習風景が物議をかもしている

宿舎ホテルの新型コロナウイルス感染防止対策が不十分だと指摘し、大会組織委員会に抗議した東京五輪中国セーリング代表に対し、同国で心配の声が上がっている。

セーリングが開催される神奈川・江ノ島に滞在中の中国ヨット協会・張小冬会長が「チームはホテルの1フロアで過ごしているが、同じホテルに観光客も泊まっている。観光客と混ざり合うことは確実に隠れた危険だ」と感染リスクを指摘。波紋を広げている。

中国でもセーリングチームが〝危険〟にさらされていることが報道された。中国中央電視台電子版は14日、「練習会場がまだあいておらず、安全を考慮し廊下で練習している」と選手団が感染防止対策のため、チューブなどを使って狭い廊下で黙々と練習する様子を報道。「網易体育」も「厳しい条件 廊下で練習を強いられる」と報じ、中国ネット上で「なんでこんなに悪条件なの」「前代未聞」「自分の身を守って」などと日本の感染防止対策に対する懸念の声が上がっていることを伝えた。

安全安心とうたったはずの五輪に、世界から厳しい視線が注がれている。

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