【東京五輪】中国セーリング代表チーム「観光客と混在」宿舎ホテルの感染対策が不十分と抗議

宿泊先で「トラブル」が…

東京五輪に出場する中国セーリング代表チームが宿舎ホテルの新型コロナウイルス感染対策が不十分だと指摘し、大会組織委員会に抗議する事態となっている。

同チームはセーリング競技が開催される神奈川県江ノ島に到着したが、宿泊するホテルの感染対策が「危険だ」と不満を表明した。

中国国営の「新華社通信」によると、中国ヨット協会の張小冬会長が「チームはホテルの1フロアで過ごしているが、同じホテルに観光客も泊まっている。観光客と混ざり合うことは確実に隠れた危険だ」と感染リスクを指摘。「この問題について組織委員会と話し合っている」と対策の改善を要求していることを明かした。

セーリング競技は会場が選手村から遠いため、選手団は会場近くの指定ホテルに滞在するが、同チームは一般客との接触の可能性を懸念している。外部との接触を遮断する〝バブル〟が崩壊する危険性もあり、指定ホテルでの感染対策は今後議論を呼びそうだ。

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