巨人の原辰徳監督(62)が2戦連続の2桁失点に呆れ顔だ。
前半戦最終戦となる14日のヤクルト戦(東京ドーム)で巨人は7―11で2連敗。前夜のサンチェスに続き、先発・山口が2回もたず4失点KOに「その辺はもう、かばいようがないな」とピシャリ。今季2度目の9投手継投も、計14四死球の乱調に「二度とあってはいけないゲームだろうね」と切り捨てた。
攻撃陣は3回に一時、追いついたが、6回オスナの3ランで突き放された。指揮官は「やっぱり5回の攻撃というのがね、何て言うか、流れという物が非常に難しい状況になった。それで6回の(相手の)攻撃だもんね。そういうものは大事にしていかないといけないでしょうね」と5回一死満塁で無得点に終わった攻撃を振り返った。
この日は今季初めてベンチ入り野手16人全員を使う総力戦。原監督は「この2試合というのは決していい試合ではなかったけれども、これで一応前半戦が(終了した)ということでね。時間があるし。その中でいいものは伸ばし、そして、矯正をするところはする」と先を見据えると「しかし、全員で本当に良く戦った前半戦だと思います。それをしっかりとつなげていく」と2ゲーム差で追う阪神からの首位奪還を誓った。