東京女子プロレスのエース・山下実優(26)が団体初となる両国国技館進出をぶち上げた。
シングルトーナメント「東京プリンセスカップ」(22日、新木場で開幕)にプリンセス・オブ・プリンセス王者としての出場が決まり「ここは外せない。注目も集めているので、優勝してビッグマッチの(10月9日)大田区総合体育館はチャンピオンとして防衛する。最終的には来年までベルトを守りたい」と目標を掲げた。
今年で8回目を迎える夏の祭典は史上最多となる23選手がエントリー。山下は全大会に出場しているが、一度も優勝経験がない鬼門となっている。王者として初制覇し、長期防衛を見据えるのは理由がある。「来年は東京女子単独で両国をやりたいなと。チャンピオンとしてメインに立ちたい。両国といえばDDTのビッグマッチに提供試合として出させてもらっているイメージですが、8年間、単独でやりたいと思っていた。今だからこそ目指すべき」と目を輝かせた。
2013年8月17日のデビュー戦はDDTの両国大会だった。当時から抱き続けてきた夢を、団体力が上がった今なら実現できると踏んでいる。東京女子の甲田哲也代表(50)は両国進出に慎重な姿勢ながらも、山下は「そのためにも今年、トーナメントで結果という形で残さないといけない」ときっぱり。団体をさらなる高みに導く。