今年初「食中毒注意報」発令 長崎県内全域に注意呼びかけ

 長崎県は14日、今年初めての「食中毒注意報」を県内全域に発令した。期間は同日午前11時から48時間で、県は「高温多湿の夏期は食中毒菌が非常に増えやすい」と注意を呼び掛けている。
 食中毒注意報は県内の最高気温、平均湿度、不快指数の最高値を基準に発令。発令前日の13日は最高気温32.4度、平均湿度92%、不快指数82.9でいずれも7月中旬の基準値を上回った。夏の行楽シーズンが本格化するのを前に、発令で注意喚起も図った。
 県は食品の取り扱いについて▽新鮮な食品の購入▽冷蔵や冷凍での温度管理▽生の肉や魚を切った包丁やまな板をそのまま野菜や果物に使わない-などを求めている。
 今年の県内での食中毒発生件数は14日現在、3件で患者数は50人。アニサキスやカンピロバクターが原因だった。

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