巨人・小林の捕逸を堀内恒夫氏が擁護 「誠司はよくミットに当てた」

小林誠司捕手と山口俊投手

元巨人監督で評論家の堀内恒夫氏(73)が15日、自身のブログを更新。14日のヤクルト戦(東京ドーム)で初回にパスボールを記録した山口俊投手(34)、小林誠司捕手(32)バッテリーを擁護した。

読者からの質問に答える形で堀内氏は「昨日の試合のパスボールに限って俺の見解をお話しするとね、原因は『サイン違い』ですよ」と説明した。

「キャッチャーはね、まっすぐのサインで変化球を投げてこられるとなんとか捕れる。でも、変化球のサインでまっすぐ系統のボールを投げられたら、普通キャッチャーは空振りするよ。まず捕れない」と経験者として振り返る。

そのうえで「昨日はスライダー(変化球)のサインだったと思う。誠司の動きを観ていればわかる。それなのに、山口俊がツーシームまっすぐ系統のボールを投げてきた」と山口側の〝ミス〟と推理した。

続けて「誠司はよくミットに当てたと俺は思ったよ。あれ、ミットに当てなければ審判に当たって危なかったよ」と小林の技術をほめると、「しかし、昨日は最初から山口がおかしかったね。後半戦にむけてしっかり調整してきてくれることを期待してますよ」と米国帰り右腕の巻き返しを願った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社