【東京五輪】韓国団体が独島と旭日旗問題でIOCに抗議文送付

東京五輪が政治利用されてしまうのか

韓国団体が東京五輪の竹島(※韓国名・独島)表記と旭日旗使用などの問題に対して、国際オリンピック委員会(IOC)の委員100人超に抗議文を送付する仰天行動に出た。

東京五輪への反対機運が高まる韓国で、民間団体が驚がくの抗議行動に出た様子を韓国メディア「ニュース1」などが一斉に報じた。

韓国団体「ソウル一つの同胞」が15日に、ソウルの在韓日本大使館前で記者会見を開催。グォン・スンユ運営委員長は「東京五輪を契機に旭日旗の使用や、独島を日本の領土と定めようとする日本政府の動きが尋常でない」と糾弾。さらに「新型コロナウイルスの拡散を防げなかったうえに放射能の汚染水を放流し、国際社会の一員としての責任感を捨てた日本がついに一線を越えて、歴史を歪曲している」と猛烈に非難の言葉を重ねた。

そして同団体は「抗議書簡をスイス・ローザンヌのIOC本部に郵送し、IOC委員102人に向けて英語や日本語に翻訳して送った。抗議文の参加者は4774人に上り『東京五輪で独島を日本の領土と表記した地図の使用を容認してはいけない』、『日本帝国主義と侵略主義の象徴である旭日旗の使用を許可してはいけない』などの内容が盛り込まれた」と表明。さらに在韓日本大使館にも抗議文を渡す予定だ。

東京五輪を前にして〝暴走〟が激化する韓国。IOC委員にも矛先が向き、騒動は拡大する一方だ。

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