【東京五輪】ブラジル柔道代表とロシア女子ラグビー代表の関係者感染が大波紋

五輪開催が近づくにつれ不安が高まっている

東京五輪のため来日した海外選手団に新型コロナウイルス感染者が続出し、海外で大きな波紋が広がっている。

フランスの放送局「RTL」は「ブラジルの柔道チームをホストしている日本のホテルスタッフが新型コロナ検査で陽性を示した。宗像市では、ロシアの7人制女子ラグビーチームのスタッフが陽性と判定されて入院した。このロシアのチームには16人のアスリートと10人のスタッフがいる。グループの残りは現在ホテルに(行動が)限定されている」と報じた。

浜松市は15日に柔道ブラジル代表が事前合宿で宿泊しているホテルの従業員と家族が感染したことを発表。宗像市は14日に事前合宿中の7人制女子ラグビーのロシアオリンピック委員会代表スタッフ1人の陽性判定をしていた。

これらのケースを始め来日した選手団や関係者から新型コロナ感染者が相次いでいることを同局は問題視。「東京五輪の開幕の数日前に、海外のアスリート、役員、ジャーナリストに関して〝雪崩〟が続いている。東京五輪は確実にパンデミックの大会になるだろう」と強く警鐘を鳴らした。

国内外で指摘され続けている〝ウイルスの祭典〟がいよいよ本格化しつつある。

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