【WWE】里村明衣子がNXT・UK女子王座初防衛「ベルトは誰にも渡さない」

初防衛に成功した里村明衣子(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

WWEのNXT・UKが配信され〝ファイナル・ボス〟ことNXT・UK女子王者・里村明衣子(41=センダイガールズ)が、初防衛に成功した。

この日里村は、2週間前の配信で挑戦を表明してきたアメールとベルトをかけて対戦。序盤からアッパーカットや蹴り8連打など得意の打撃で攻め込むと、ネックブリーカーで反撃されてからエルボーを打ち合いを展開した。白熱の攻防でスパインバスターを被弾する場面もあったが、オーバーヘッドキックや顔面へのハイキックを決めペースをつかむと、DDTや側転式ニー・ドロップで追い込んでから必殺のスコーピオライジングを叩き込んで貫録の防衛に成功だ。

試合後、里村は「ベルトは誰にも渡さない。私の名前がこのベルトに刻印されているんだ! 『里村明衣子』と」と自身のベルト写真と共に英語でツイッターに投稿。さらにその後、NXT王者のKUSHIDAがベルトを磨く動画を引用して「KUSHIDAさん、ベルト磨くのに何の製品を使っていらっしゃいますか?」と問いかけ、「Flitzというアメリカで20年以上の実績を持つ万能みがき剤!」との情報を受け取るなど王者同士の情報交換にも余念がなかった。

試合前にはサッカーの欧州選手権決勝で刺激を受けたと告白したり、独特な形の桃を手に「ロンドンのモモって、平べったかったんですよ。こっちではこれが普通なんですかね?」と話すなど、英国暮らしにしっかり順応していることをツイッターで披露していた〝女子プロレス界の横綱〟は、このまま長期防衛ロードを突き進むつもりだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社