【東京五輪】長崎訪問のコーツ氏がスピーチ「五輪は平和な未来への希望の光となる」

ジョン・コーツ氏(ロイター)

国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長(71)は16日、被爆地の長崎市を訪問したが、多方面から疑問の声が多く聞かれている。

国連で採択された「五輪休戦決議」の期間が始まったタイミングに合わせて、スポーツを通じた世界平和をアピールすることが目的。コーツ氏は長崎原爆資料館などを見学後、隣接する追悼平和祈念館で犠牲者に献花し「平和の使命を再認識し、平和の街としての長崎に敬意を払うためにここにいます。社会でより多くの連帯がなければ平和はありません。東京五輪・パラリンピックは、よりよい、より平和な未来への希望の光となるでしょう」と述べた。

とはいえ、広島を訪問したバッハ会長しかり、国民から歓迎されていないのが現状。ネット上では「どうせ観光気分で来ただけだろ」「アピール目的」などといった声も聞かれる。

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