コロナ感染対策認証申請で10万円 飲食店に支給金 予算案可決 佐世保市議会

 佐世保市議会は16日、臨時会を開き、新型コロナウイルスの独自の経済対策として、感染防止対策を講じる中小規模の飲食店に1店舗当たり10万円を支給する支援事業費を盛り込んだ約1億5500万円の本年度一般会計補正予算案を全会一致で可決した。
 支給申し込みは、感染症対策を県が認証する「ながさきコロナ対策飲食店認証制度」への申請が条件。市内に店舗がある中小、小規模の事業者、個人事業主が対象で、1500店の申し込みを想定している。受付期間は8~10月の予定。支給金は感染症対策や販売促進などに使ってもらう。
 臨時会で朝長則男市長は「(支援事業で)経済の回復、活性化を一層力強く後押しする」と強調。市民の新型コロナのワクチン接種について、11日時点で、65歳以上は約65%、12歳以上は約28%が2回目を終えたと報告した。

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