「海洋ごみアート」に挑戦 木浦小5、6年生 ごみ削減へ発表

 糸魚川市立木浦小(中嶋里子校長)の5、6年生3人はこのほど、海洋ごみアートの制作に挑戦した。同校で14日、糸魚川の海をきれいにする活動を展開する「マリンフレンズプロジェクト」の海洋ごみアート作家、リアン・スプラットさん(55、同市藤崎、オーストラリア出身)と伊藤薫代表(39、同市木浦)を招き「海の豊かさを守るために~私たちができること~」と題した海洋ごみに関する発表を行った。

「海の豊かさを守るために」と題した5、6年生の発表を聞くリアンさん(左)と伊藤さん

 同校は、校区の鬼伏海岸で6月25日に海岸清掃を実施した。今月1日には、海洋ごみアートに挑戦。海岸で拾った素材を生かし、地名にちなんだ鬼の顔の作品と、ブルーシートを海に見立てた作品を完成させた。

「鬼伏」の地名にちなんだ鬼の顔の海洋ごみアート

 3人はタブレット端末を活用し、調査の結果、活動の様子などを発表した。ごみを減らすために動くのは、メーカーや政府、地方自治体だが「自分たちや地域の行事などでごみを拾えば、ごみ問題を解決できるし、今どうなっているかを確かめられる」「海に遊びに来たり釣りをする時は、ごみ袋に入れればごみを出さずに済む」などと提案した。

 発表を聞き、リアンさんは「とても感動した。アートもとてもすてき。いろいろなデータ、他地域を調べたりしてくれたことを、とてもうれしく、誇らしく思う」などと感謝した。

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