福島で今年全国最高36.5℃を観測 全国の6割の地点で真夏日に 猛暑日・真夏日地点数も今年最多

 17日(土)は、北日本から東海、近畿にかけて高気圧に広く覆われ、午後4時までに最高気温30℃以上の真夏日地点数は567地点、猛暑日地点数は40地点となり、それぞれ今年最多の数となった。福島では36.5℃を観測し、今年これまでの全国のアメダス地点で最も気温が高くなっている。

北海道で2日連続猛暑日も

 夏の高気圧が本州付近を広く覆い、北日本から近畿にかけて晴れて厳しい暑さとなった。

 午後4時までに最高気温30℃以上の真夏日地点数は567地点、猛暑日地点数は40地点となり、それぞれ今年最多の数となった。

 午後4時現在、全国で最も気温が高かったのは、福島で36.5℃(午後3時9分)。今年これまでの全国のアメダス地点で最も気温が高くなった。

 また、北海道北見地方の常呂郡置戸町境野(サカイノ)では、午後1時33分に36.1℃となり、1977年の統計開始以来の7月1位の気温を記録し、2日連続の猛暑日となった。

 きょう17日(土)は、近畿と東海で「梅雨明け」の発表があった。大阪では、午後1時58分に33.4℃を観測し、今年一番の暑さとなり、東京都心は午後1時14分に32.5℃を観測している。

来週も暑さ続く 熱中症に注意

 この先、各地でにわか雨がある日はあるものの、夏の高気圧に覆われて晴れて、来週後半にかけても厳しい暑さが続く見込み。特に、東海から西で最高気温35℃以上の日が続くため、熱中症に注意が必要となる。積極的に水分補給をし、躊躇なく冷房を使うなどの対策を心掛けるようにしたい。

(気象予報士・崎濱綾子)

© 株式会社ウェザーマップ