【新型コロナ】横浜で3人死亡、221人感染 200人超は1月31日以来

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、市内に住む60~90代の男女3人が死亡したと発表した。また、新たに10歳未満~90代の男女221人の感染を確認した。1日当たりの新規感染者数が200人を上回ったのは1月31日の260人以来。

 市によると、60代の男性会社員が重症、30代~70代の男女4人が中等症で、214人が軽症または無症状、2人が調査中。118人の感染経路が分かっていない。

 死亡した90代女性は昭和大横浜市北部病院(都筑区)の入院患者で6月6日に発熱、同17日に亡くなった。高血圧の基礎疾患があったという。同病院はクラスター(感染者集団)が確認されていた。

 70代男性は同17日に陽性と判明。血中酸素飽和度が低下し同25日に市内の病院に入院、今月15日に死亡した。高血圧の基礎疾患があったとしている。

 また、60代女性は6月26日に発熱、入院し今月15日に亡くなった。クラスターが認定された市内の診療所で人工透析を受けていたといい、糖尿病などの基礎疾患があった。この診療所では17日にも70代の男女2人の感染が確認され、陽性者は21人となった。

 市内のクラスター関連では、園児と職員の計5人が感染した認可保育所で、新たに女性保育士2人の感染を確認。学生の部員13人が陽性となった神奈川大剣道部では、さらに男子部員6人の感染がわかり、感染者数はそれぞれ7人、19人となった。

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