【球宴第2戦】「居場所なかった…」オリックス・杉本が豪快弾でホッ ラオウポーズも決めた

2回に痛烈なソロアーチを放ったオリックス・杉本

ド派手に決めた。オリックス・杉本裕太郎外野手(30)が17日の「マイナビオールスターゲーム2021」第2戦(楽天生命)で、豪快な一発を放った。

全パの「7番・右翼」として初スタメン出場した杉本は、1点を先制された直後の2回の攻撃ですぐさま同点に追いついた。杉本は全セ先発・柳(中日)の緩急をつけた投球にも動じず、141キロ直球を左中間スタンドに放り込んだ。初球は92キロのカーブ。その後に続いた直球の3球目を完璧に仕留めた。

球宴は初出場。ダイヤモンドを一周する最中から笑顔がはじけまくった杉本は、パの豪華メンバーに祝福されると、ベンチ前で右コブシを天高く突き上げる〝ラオウポーズ〟だ。祭典仕様なのか、よほどうれしかったのか…。テレビカメラに向かって、その体勢のまま10秒近く静止して喜びを爆発させていた。

同僚の吉田正らが存在感を示した中で、持ち味を存分に発揮した杉本は「ホームランだけ狙って打席に入っていました! 自分以外のオリックスの選手が活躍していて、居場所がなかったので、何とか打てて良かったです!」と再び表情を崩していた。

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