【名古屋場所】照ノ富士 自己最多の14勝! 白鵬と千秋楽全勝対決へ「できることを精一杯やる」

鬼気迫る表情で“天敵”高安(下)を下した照ノ富士

大相撲名古屋場所14日目(17日、愛知県体育館)、綱とりに挑む大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が、関脇高安(31=田子ノ浦)を寄り切って自己最多の14勝目を挙げた。

過去8勝12敗、幕内復帰後も4敗(1勝)の天敵に落ち着いた相撲で勝利し、取組後は「あせらず落ち着いて(相撲が)取れたんで良かった。当たって前に出ることしか考えてなかった」と、いつものように淡々と振り返った。

前日には師匠で審判部部長の伊勢ヶ浜親方(61=元横綱旭富士)の口から「成績的には十分」とのコメントが出るなど、綱とりをほぼ確定させた。その心境を問われても「特にない。自分の中では一日一日、必死にやっているだけ」と集中を切らさない。

千秋楽は、同じく全勝を守った横綱白鵬(36=宮城野)と2012年名古屋場所の横綱白鵬―大関日馬富士以来、9年ぶりとなる千秋楽全勝対決。大一番へ向けて「自分の今できることを精一杯やりたい」と力を込めた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社