【名古屋場所】横綱白鵬が高安を一蹴「体が動いている」

高安(左)を問題にしなかった白鵬

大相撲名古屋場所13日目(16日、愛知県体育館)、6場所連続休場明けの横綱白鵬(36=宮城野)が関脇高安(31=田子ノ浦)をとったりで下し全勝をキープした。

過去20勝(2敗)と圧倒している相手を問題にしないスピード相撲で一蹴し、取組後は「体が動いているね。タイミングも良かったし、横にじゃなくて下に投げを打ったのが勝利につながったかな」と勝因を分析した。審判部長の伊勢ヶ浜親方(61=元横綱旭富士)は「相手が来るところを先に勝負を仕掛けた。動きは初日からずっといい。進退? もう聞く話じゃないでしょ」と語るほどだ。

この日、ともに全勝を守った大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)について「動きも良かった。力強かった」と警戒。2012年7月場所での横綱白鵬―大関日馬富士以来となる9年ぶりの千秋楽全勝対決が現実味を帯びてきた。

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