【球宴第2戦】阪神・岩崎&青柳そろって1回ピシャリ 五輪へ向けて収穫も

好投を見せた阪神・岩崎(上)と青柳

阪神の東京五輪・投手コンビが「マイナビオールスター2021」第2戦(17日、楽天生命)の中盤にそろって好投を披露した。

まずは初出場の岩崎優投手(30)が全セの3番手として5回に登場。独特のリリースポイントから直球は139キロ止まりながらも、ソフトバンク・甲斐から空振り三振を奪うなど、持ち味を発揮した。1回をわずか10球で三者凡退に封じ「無事に終われてよかった」と、いつも通りの短いコメントに満足感を込めた。

2回目の球宴となる青柳晃洋投手(27)も、6回に4番手でマウンドへ。すでに8勝を挙げている虎の勝ち頭は、楽天・島内をツーシームで詰まらせて中飛に打ち取るなど、こちらも無失点投球を披露。「投球自体は良くなかったけど、楽しめたのは良かった」と“本業”とは違う中継ぎ登板を満喫した。

ともに試合前には巨人・高梨や、DeNA・三嶋ら全セの投手陣メンバーの面々と技術論を交わしたという。「金メダルに少しでも貢献できたらいいかなと思います」(青柳)と、それぞれに収獲を得て東京五輪へと向かう。

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